整体カイロ経絡 Q&A 今回は《疲労》についてお話します。
院長はよく、「本当に深い疲れは、リラクゼーションだけでは解消できない」と話していますが、まずその意味について説明してもらえますか?
はい。まず先に言っておきますが、私は別に「癒し」や「リラクゼーション」を否定しているわけではないのです。私自身も、休日には海岸を散歩したり、美味しい物を食べに行ったり、普段の疲れを取るようにしています。
ただ、マッサージなども含め、そういったことで解消できる疲労だけではなく、もっと深い疲れ・芯からの疲労にはやはりそれに応じた整体施術が必要だと考える、ということなのです。
なるほど。
実際、そういった深い疲労の蓄積は、より深刻な精神的・肉体的病症につながる可能性がある、というのは皆さんご承知の通りです。
そして、「病気」になってから初めてケアをするのではなく、そうなる前に少しずつでも整体・カイロプラクティックを受けておくことが、結局はその人や周りの人の為になるというのが私の実感です。
確かにそうかもしれませんね。では、疲労について少し教えてください。
はい。一般的な疲労の分類としては、「生理的な疲労」と「病気により引き起こされる疲労」という分け方がされると思います。
もちろん、「肉体的な疲労」と「精神的な疲労」という分類もあるでしょう。ただ、この分け方は便宜的なもので、はっきりと区別できるものではないと私は考えています。
というと・・・
つまり、肉体の疲れが精神を疲労させることは非常に多いですし、その逆もまた同様であるということです。こういったことは、強い疲労を感じた経験がある方は、皆さん実感されていることだと思います。
そして次に、東洋医学的に疲労を考えてみましょう。福岡天神TSセラピールームでは、主にこちらの見方で施術しています。
東洋医学では、また違う捉え方があるのですか?
はい。これも大きく分けますと、主に二つのタイプが考えられます。
一つには、「気の不足=エネルギーの低下」もう一つは「気の滞り=エネルギーの流れの停滞」です。前者は「だるい、休みたい」、後者は「イライラ、すっきりしない」などの感覚を持つことが多いようです。
もちろん、その両方を同時に抱えていらっしゃる患者さんも少なくありません。
例えば、どういった方がそうなりがちなのでしょうか。
そうですね・・・仕事をされている人ですと、仕事の拘束時間も長く、かつ仕事場でのストレスも強い方は、混合タイプになりやすいかもしれません。もちろん、主婦や学生の方でも、そのタイプはいらっしゃいます。
そういった方は、重症な疲れということですか?
誤解を恐れずに言うと、そういう言い方が出来ます。
ですが、本当に良くない状態というのは、実は「疲れを感じない」状態なのです。
疲れを感じないのが一番悪いのですか!
厳密に言うと、「心身はとても疲労しているのに、本人はその疲れを正確に把握・実感することができない」状態、ですね。この状態になると、非常に良くないと思います。
逆に言うと、疲労感があるうちはまだ良くて、その時点が整体を受け始めるときなのだと思います。
実際、最初あまり疲労の自覚がない患者さんの中には、整体を始めてしばらくすると、「忙しかったり、一日中パソコンをしていると疲れを感じるようになった」とおっしゃる方がいます。
えっ、そんな方がいらっしゃるんですか!?
はい。なんだか変な話に聞こえるかもしれませんが、そういった「自分の身体に対する感受性が低下」している方が、疲労から回復したり疲れにくい身体になるためには、一度そこを通過しなければならないのです。
そしてなにより、自分の身体の声を正確に聞くことができなければ、悪い変化が起きたときにも気づくことができず、サインを見逃すことになりかねないのですから、この「当然の疲労感」は歓迎すべきものなのではないでしょうか。
まさに「疲労は体が伝えるSOS」ですね。
では、福岡TSルームでの施術はどのようにされているのか、教えてください。
まず、先ほど触れた東洋医学的なアプローチですが、実際の施術ではさらにずっと細かく分けて、その人その人にあったオーダーメイド的に行なっています。
具体的には、その患者さんの14本の経絡=ツボをつなげた線のうち、問題のある経絡をすべて検査で把握し、その上でその問題をクリアにするツボを刺激します。
なるほど。
そして、次に行なうのが「頭蓋骨の調整」です。
頭蓋骨?
ええ。疲れの強い方、特に精神的ストレスが多い方では、頭蓋骨が本来持っている動きが失われていることが非常に多く、この調整だけでも大きな改善がみられ、皆さんに喜んでいただいています。
また、自覚症状の有る無しにかかわらず、足首・膝・股関節・骨盤・脊柱・肋骨を検査し、整体調整します。
つまりは全身の骨を整えるということでしょうか。
その通りです。
もちろん骨格を支える筋肉も重要視しています。
特に、疲労を抱える方には呼吸が浅くなっている方が多く見られますので、横隔膜や小胸筋は必ず検査・調整する筋肉です。
さらには咀嚼筋、頚部の筋は時間をかけてじっくりとリリースし、知らずしらずに力が入っていた上半身を緩めていきます。
そうですか、いろんな整体がされているのですね。
ちなみに、疲労解消を目的として施術を受けていて、他の症状も良くなるということはあるのでしょうか?
もちろんです。整体・カイロプラクティックも経絡療法も局所療法ではなく、その人の持っている自然治癒力を底上げするものです。
ですから、例えば頭痛・肩こり・腰痛・生理痛・便秘・食欲不振・不眠・更年期障害など様々な症状が並行して改善していくのです。
わかりました。疲労を溜めるのは万病の元。それを解消するために整体を進めると、身体全体が改善されていくのですね。